2011年03月17日
川俣晶の縁側辛口甘口雑記 total 2567 count

街が暗い

Written By: 川俣 晶連絡先

「昨夜は驚いたよ」

「どうして?」

「街が暗い。消えている街灯もあれば、消えている看板もある。あちこちで節電遂行中だ」

「こんなときだから景気よく明るく行きたいね」

「それだけの電力があればな。他の地域の停電を代償として明るく生きるのは、本当に明るいって言えるのか?」

「うーむ」

オマケ §

「というわけで、言いたいことは多いが他はやめとくよ」

「言っちゃえばいいじゃん」

「情報が錯綜して何が正しいのかはっきりしないし、こちらも時間にゆとりがあるわけじゃない」

「時間が無いの?」

「何を脳天気なことを言っておる。東京は立派な被災地のうちだぞ」

「軽傷で済んだじゃん」

「軽傷なら被害はないと言えるのか? 家が流された人よりは軽いから被害を忘れろと言えるのかい? 現に電気が止まった家にいる人に向かって、被害なんて無かったと言って納得してもらえるかい?」

「えーと」